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おばあちゃんゴメンね
あれは確か小学4年生の頃だったと記憶しています
学校の社会の授業で担任の先生に言われました
「お祖父ちゃん、お祖母ちゃんが未だ生きている人は戦争の話を聞いてみてください」
僕はその晩、夕食のときだったと思いますが、お祖母ちゃんに訊ねました
「日本は戦争で悪い事をしたの？」
学校で教わった事をそのままに・・
お祖母ちゃんは泣きながら言いました
「日本は悪かないよ！！、日本は悪かない・・」
「赤ん坊だったあんたのお父さんを負ぶって空襲から逃げたんだよ・・」
僕は小学生なりに、何か不味いことを言ってしまったと自覚しました
ただ、そのとき心の中で思ったこと
「お祖母ちゃんはきっと洗脳されている・・」
「おばあちゃんゴメンね」
洗脳されていたのは僕の方だったよね
学校の先生も僕より先に洗脳されていた
本当のことを知ったとき、僕はとても悲しくなった
お祖母ちゃんは戦前と戦後を知っている
その時代を精一杯生き抜いた、生き証人だったんだ
辛かったろうに・・
悔しかったろうに・・
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おかげさまで僕は45年も生きることができました
これからはご先祖様が遺してくれた美しい日本を取り戻し
美しい日本を後世に遺してあげたい
そんな思いが強く湧いて来ました
美しい大和魂を子供たちの時代に繋げてあげられるように
いつか死んだとき、あの世でお祖父ちゃん、お祖母ちゃんに
「よくやってくれました」
残りの人生は
そう言われるような益良雄として生きてみたい
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